ベルギーからの走行距離が3000kmを

超えたので、KEREM氏に教えてもらった

イスタン市内のバイク屋へ。

(住所入りの名刺盗難、面目ない)


新市街の方にあります。トラムから坂少しのぼったとこ


さて、リフレッシュしたのでシリアに向かおうか

と思いましたが、もう昼過ぎだし、ツリー(日本人宿)

で中東の情報ノート見たい、前回観光全然だったので

少しイスタン歩きたいなと考えて、もう一泊することに。


アヤソフィア寺院

ヒロGSさんUZシールありがとうございました。

見えにくいですがパニヤの右上の方に

貼らせていただいてます。


写真撮ってたら、これで日本から来たのかと

大勢の人々に囲まれ写真撮らせてくれと

頼まれたりとフワフワしてました。


そんな、感じで写真撮影会してたら日本からの

ツアー旅行者さん達が。


あれ・・・、何か見たことあるーと思ったら就活で

知り合ったK嬢ではないか!!


ありえねー、まさかトルコで再会するとは。

テンションUP


これからフリータイムっちゅうことで地下宮殿

へ。


メドゥーサ


幻想的な・・・

いい写真でしょ。カメラのおかげ。

自分のデジカメ(オリンパス)にはキャンドルモード

てのがあるのです。素敵。


地下宮殿をあとにして、ガラタ橋、ガラタ塔なんぞ

見てシルケジ駅に着いて何気なくカバンに手かけたら


開いてる・・・

まったく気づかずに財布だけ見事にすられてました。

財布内容(日本円に換算して三万位、VISAカード、シティバンク

       国際学生証←痛い、世話になった方々の名刺←超痛い)


近くにいた警察官の集団に事情を話すと、


ポリ 「あっちの方向に五分も歩けば警察署ある」

  との一言。ラマダンで何も食ってないか知らんけど

  まったく動く気配なし。


するとK嬢のツアーを担当なさってるサリー氏(トルコ人)

が駆けつけてくれて、ポリにこう言ってくれたそうです。


サリー氏 「この旅人は世界中を旅しているライターで

       トルコの警察の対応が悪いと世界中に発信

       するかもしれない、それでもよいのか??」


まったくデタラメですが、サリー氏の一言でポリの一人

が重い腰を上げ、警察署まで連行してくれました。


ぐちゃぐちゃしたとこにあって、スラれて動揺してる人間

がたどり着くには困難だったかも。


着いたら着いたで


ポリ 「お前、トルコ語できるか?」と


自分 「できません」


ポリ 「トルコ語を通訳できる人間連れて来い。

    そうじゃないと盗難証明書は発行できない。」


ええぇぇぇ!!宿は日本人宿だし、KEREM氏も仕事で忙しい

やろし、サリーさんはガイドで次の街に旅立ったし

どないせぇっちゅうねん(エセ関西弁)


と途方に暮れつつ、取り敢えず宿に戻り

クレジットカード、シティーバンクの口座中止のお願いTEL。


確認したところ不正な引き落としはないとのこと。ホッ・・・


てゆーか、日本で外国人が犯罪にあって、警察が日本語しか

わからんから、お前誰か通訳連れて来い、そんな台詞吐く

だろうか??


ないなー。


しかも、ここ観光都市イスタンブールですぜ。


ポリの連中、全員筋肉採用糞野郎。人のこと言えんか。


途方に暮れて市内彷徨ってたら、一人の若者に

声かけられ。


セルジュク氏、齢24、タメ年、英語可。

彼に事情を全て話すと快く通訳引き受けて

くれました。


取調べの最中、両替詐欺にあった米夫婦に出会い

そこでもセルジュク君の通訳が活躍。


自分も取り調べの最中、セルジュクがしきりに

「トルコの警察はジェントルだろ?ジェントルだろ?」

と尋ねてきて、流れで「うんうん」言ってたら

それをポリに向かって、日本人がトルコの

警察は紳士的だと言ってると通訳してくれる。


そのときは『はぁ?』て感じだったけど今思うと

警察ヨイショするだけヨイショしといて仕事を早く

進めてもらおうというセルジュクの機転だったのでしょう。


ご機嫌取りに写真撮影


EU加盟無理ぽ。この国。


セルジュクの店に案内されて、チャイや果物ご馳走

され、キリム、絨毯、シルクなどの説明を受ける。


もちろん、セルジュクは財布すられた自分の事情知ってるから

買え!!とは一言も言わず、ただ紋章の意味だとか

歴史だとか一生懸命話してくれた。


将来、お金に余裕ができたら買いにいきます!!


イスタンで財布すられたけど、それがきっかけ

で新しい出会いができたことに感謝。


てゆーか、今まで、この旅を通して受けてきた

無償の親切を思うと財布すられたのとか大した

ことない、命あるし、と思います。


それに仲良くなって、信用して饗されたら

睡眠薬入りで身ぐるみはがされ・・・

なんて事例がいっぱいあるみたいです。

ここイスタン。


それって盗んだ相手がわかってるだけに

相手への憎悪の念に心支配されるじゃないですか。


自分は相手がわからないだけに、憎悪の念に支配

されることなく、なんかスッキリしてるというか

一本とられたー!!くらいな感覚です。


きっと、地元に根をはったトルコ人ではなく

窃盗集団(プロ)の仕業でしょう。


だから自分トルコ全然嫌いじゃない。

(乱れた日本語ですね)


帰り道宿まで送ってくれたセルジュクと


今日はワンデイ・メニーシングな一日でした。


トラブルあってのトラベル(旅)、けっこー楽しんでます、自分。