イカ京旅日記 -3ページ目

出発。

正直言うと、一時帰国でまたーりし過ぎたせいか

ユーラシア大陸横断という一つのテーマを終えた

ためか、気持ち的に張りのない、あくび出っ放し

こんな締りのない状態で日本を旅立った自分でした。

しかし、約三週間ぶりのバイクに跨った瞬間に

神経の末端まで血が巡り高揚してくる自分を感じました。

やっぱバイクは素敵です。

行ってきまーす！

寒すぎて超厚着。

靴下、フリース靴下、ゴアテックス素材の靴下の三段重ね。

（モンベル製品）

スパッツ、フリースパンツ（モンベル）、ジーパン、

ライダーパンツ（モンベル）

Tシャツ、ロンT、長袖セーター（ユニクロ）、ダウンベスト（モンベル）

フリース（モンベル）、ライダージャケット（モンベル）

スポンサードしていただいてるモンベル製品を身にまといGENT

の街を後にします。

モンベルさん有難うございます。

ブリュッセル

観光なんてナマヌルいことしてる時間はないので

バイクから撮りました。何なのかは知りません。

この日は夕方４時スタートということもあり距離稼げず

走行距離１７３ｋｍで終了。

幹線道路沿いのモーテルに入ったら３０ユーロの立看が。

うーん４２００円か・・・　そのまま駐車場の目立たないとこで

テント泊。

寒すぎて風邪引きました。朝起きたら霜おりとるし。

疲れがまったくとれないどころか、余計に疲れてる。

しかし、ニュルンベルグでは前回もお世話になった

N田夫妻が待っているーと走り出します。

結局、１８日は５４０ｋｍ走り無事にN田家へ。

N田家にて、パーティーに参加

皆さん、ここニュルンベルグにて音楽、美術を学ぶ

学生の方々です。飲んで笑ってとても楽しいひと時でした。

ベルギーへ

こーぞーとまたの再会を約し、パリ北駅へ。チケット購入に大いに

手間取り、乗るべき電車が目前で出発。初っ端からツイテナイ。

一時間棒に振る。

トゥドロワー、アゴーシュ言われてもわからん。英語話しておくれよ駅員さん。

お昼過ぎに、バイクの保管でお世話になっている

ＤＣ－ＡＦＡＭ（ベルギーのＧＥＮＴという街にある）へ到着。

ホンマお世話になりっ放しゆえ、お土産に日本酒持参。

そしたら「ＯＨ！！ＳＡＫＥ－、ＳＡＫＥ－」と言いなさる。

映画ラストサムライでオルグレン大尉が侍に捕えられ、「酒ー、酒ー」

と叫ぶシーンにより『ＳＡＫＥ』という言葉が有名になったようです。多分

ＤＣーＡＦＡＭのＡＸＥＬ氏と

ＡＸＥＬ氏の紹介によりバイク雑誌（ベルギー）の取材を

受けました。

下の写真はバイクの整備をしてくださった

バイク屋（ＥＲＸ）の御夫婦

取材の話の続きですが、その雑誌に掲載されているヨーロッパ人

ライダーの旅行記的なコラム（モスクワ～ウラジオストク）

を見せていただきました。

見開き５ページにもまたがる壮大なもので、写真も立派

で、ウワーかっこえーなー思って眺めてたらアフリカ大陸縦断

を終え、日本に帰国したら英語一万字で旅のレポート（写真付）

を書いてくれないか？？との依頼。

DC-AFAMさんからチェーン・スプロケットをサポートしていただき

さらに、バイク屋ERXさんにもスポンサーになっていただき

工賃など全てタダにしていただきました。

レポートを書き、雑誌に載ることでお世話になったDC－AFAMさん及び

ERXさんの広告塔になることができれば恩を幾ばくか返すことが

出来るのでは、と考えて英文レポート書く事にしました。

自分の英語力的にしんどいものとなりそうですが、あとに引けぬよう

宣言しときます。有言実行な感じで。

今やってるバイク旅だって一時期ほんまに不安で不安でたまらんくて

やめようか

と考えたこともありましたが、人に俺バイクでユーラシア横断するわ

と散々吹いてただけに、ここで辞めたら単なるヘタレやろと思い直し今に

いたるわけです。

それに自分の旅がカタチとして残る良い機会でもありますし、

バイクでの長旅は自分の人生でこれが最初で最後なのかもしれない。

ガッツシ取り組もうと思ってます。

てゆーか、これで飯食ってけたらなーとかチラリと考えてみたり・・・

いやいや、来春から世のため人のためガシガシ働きます。

小中高大とずーと公立、国立と国民の税金でぬくぬくと勉強し

大学では多くの企業・人々からの後援資金で部活動させていただき

今回の旅に際しても、日本はもとより世界中の人々からのサポート

を受けて、走ってるわけです。

様々な人々からのサポートあっての今の自分という

日常の連続の中で色褪せ易い、この事実を日々

忘れることなく、常に感謝の気持ち及び謙虚さを

もってして、これから先も挑戦と創造していきたいと考えています。

ちょっとうさん臭い文章かしら？？

今日はこのへんで。

パリ再訪

１５日深夜関空発、１６日夕方（現地時間）パリ着。

高校時代のクラスメート、こーぞーと安宿『白い門』にて

合流。

ちなみに安宿『白い門』ですが、米・卵食べ放題で１５ユーロ

と物価高のパリにおいて旅人に優しい宿です。

こーぞーとは高校時代から世界を旅しようと話し合ってた間柄。

コースは違うものの運よく同時期にユーラシア大陸横断することになり

今日、半年ぶりの再会。

べたにオペラ座、凱旋門、エッフェル塔、中華料理など楽しみ

青島ビールで再会祝しました。

凱旋門

落ち葉散るパリ

とてつもなく寒い・・　明日からのバイク旅が思いやられます。

凱旋門から見る秋空

うっとり、なんで隣がこーぞーなんだ。。

夜のエッフェル塔

しっとり。ここも男同士で来る場所じゃないです。

明日午前中、バイクを預けてあるＤＣーＡＦＡＭ（ベルギー）

に相棒迎えに行きます！！

しっかし、フラリと立ち寄ったカフェでメニュー表見ずに頼んだ

カフェ・オ・レ一杯が１４００円て・・・。

パリ恐るべし。明日から緊縮財政。

東京にて

シリアビザ取得のため東京に数日滞在。

せっかくの機会なので、ユーラシア出発前に話を聞かせて

いただいたバシシさん（昨年日本から南アまで走破）にお会い

して、アフリカを中心に再び話を聞かせていただきました。

右　バシシさん　

中央自分

左　中央アジアでお世話になったひろGSさん

バシシさんからGPS、情報入り地図などを拝借。

拝借というのも「生きて必ず返しにこい！！」

というバシシさんのイキな計らい。

情報入り地図には、サソリ・ハイエナ・武装強盗組織etc...

なんともデンジャラスな香りのする単語が並び

ユーラシア横断のようにはスムーズにはいかないのかしら？？

と思ったりしたものの、バシシさんから見せていただいた

写真に写るアフリカの人々の笑顔を見ると、絶対行きたい

という想いが心の中で強まっていくのを感じました。

日本ですでに１０万キロ乗ったジェベル

を相棒に選び、かつロシア～南アまでの

バイク旅が初海外旅行というとてつもない

先達、バシシ氏。

お借りしたもの来春必ず返しにいきます！！

また一時帰国かよ・・・

１１月初旬、再度一時帰国するはめに。

人事　「１１月初旬開催の配属説明会どうなさいますか？」

自分　「あー、自分アフリカ走ってるんで、ちょいキツイっすねー」

人事　「あの、そろそろ御自分の将来について真剣に考えていただかないと困るのですが（云々・・）」

自分　「は、はい・・。前向きに検討します・・」

他の同業他社は内定式と同時に配属説明会やってるのに

なんでうちはわざわざ何回も東京に来させるんすか？

時間の無駄じゃないっすか？

と人事に楯突く一歩手前で言葉飲み込みました。

もうこれ以上人事の方に目つけられたくないので

羊のごとく大人しく出席しますって。

このまま日本にいて配属説明会後バイク預けてあるベルギーに

戻るという選択肢もあったのですが、１１月中旬ヨーロッパは酷寒

でバイクで走るどころの話じゃないでしょう。多分。

ま、あんまし何してる会社かよくわからんので、これを良い機会に

勉強しようと思います。

プランとしてはベルギーからエジプトのカイロまでコマを進め

カイロで格安チケット見つけて一時帰国するつもりです。

人事（蛇）に睨まれたら自分は蛙だなー。

ま、蛙は蛙らしくピョンピョン跳びまわれってことか・・・　

憂鬱だった試験付き内定式を終え、ひさびさに来年から
同期になる仲間達と再会。

ずっと旅に出てて内定者の集まりなど不参加が続き
ハミらんか心配でしたが、楽しい時間過ごせました。

内定式ではことにCSRについて口すっぱく言われました
。とりあえず社会貢献しろ・・・みたいな。

その後、先輩社員交えての飲み会。
体育会出身てだけで飲めると勘違いされ
てナミナミ注がれて吐く寸前。

こんな無駄酒に無駄金使うくらいなら、なんか社会貢献
に使ったほうがいいんじゃないの？？
なんて先輩の前で口が裂けても言えないわけでニコニコ
笑顔で飲みましたよ。

これからアフリカ縦断の旅にでるわけですが、向こうの
貧しい生活を目にした後、帰国したら余計そう感じているの
かもしれない。

でも、こんな思いを感情に任せて言ってみたところで
寒い奴って言われておしまいですよね。

郷に入れば郷に従えというとこか。
満員電車の中、平凡に埋没してそうな来年からの自分を
想像して更に憂鬱感増す今日この頃。

バイク恋しい。早く走りたいよー。